開発

デスティネーションの概要

更新日時: 2024/08/27
Apps for children can't use Platform SDK features
開発中のアプリを13歳未満の子どもを主なユーザーとして自己認証する場合は、Platform SDK機能は使わないようにする必要があります。この制限は、年齢別ガイドラインを遵守するためのものです。確実に遵守するため、アプリのデータ使用状況の確認は無効になっています。
デスティネーションとは、没入型アプリ内でユーザーたちが集まる場所です。これには、マルチプレイヤーサーバー、マッチメイクプール、アクティビティの特定の設定など、さまざまな形態があります。画像、翻訳された説明、プレイヤー制限のようなメタデータなどのリッチメディアを、これらのデスティネーションに関連付けることができます。デスティネーションごとに関連付けられたURLがあり、それを使ってソーシャルメディア経由で新しいレベルやゲームモードを共有できます。Meta Horizon Storeはこれらのデスティネーションを、アプリストアページとパーティーページにおすすめのアクティビティとして表示します。ユーザーはそこから楽しいエクスペリエンスをワンクリックですぐに開始できます。
マルチプレイヤー機能には、デスティネーションが必要不可欠です。マルチプレイヤーエクスペリエンスを作る最初のステップは、デスティネーション、グループプレゼンス、ディープリンクを、それぞれ対応するAPIを使って統合することです。各APIは連動して、ソーシャルエクスペリエンスや共有エクスペリエンスを高め、より多くのユーザーをアプリに誘導します。これらのAPIはそれぞれ、ゲームのアクション性を高め、ユーザーが単独でまたは友達と一緒にデスティネーションに移動できるようにします。これらの機能を合わせて使うことにより、プラットフォーム、アプリのストアページ、さらにはソーシャルメディア上でもデスティネーションを共有できるようになります。
アプリのデスティネーションを作成するには、アプリを作成して開発者ダッシュボードにアップロード済みであることが必要です。
ディープリンクは、アプリが起動される際の、より構造的なデータを提供します。開発者はディープリンクを使うことで、1人または複数のユーザーを特定のエクスペリエンスに誘導できます。
ユーザーが誰かと合流するためにアプリを起動する際、または特定のデスティネーションに移動する際は、そのディープリンクに目的のデスティネーションに関する情報が含まれています。オプションのディープリンクメッセージフィールドに、さらにデータを含めることもできます。ユーザーは、アプリのストアページからワンクリックで、アプリ内の特定の人や場所を対象に起動できます。ディープリンクはソーシャルプラットフォームで共有できるので、VRの外部でもアプリに対するエンゲージメントを高めることができます。

ユーザーエクスペリエンス

グループプレゼンスの共有を選択したユーザーの友達は、そのユーザーがアプリを起動しているかどうか、特定のマップをプレイしているかどうか、イベントに参加しているかどうかを確認できます。ユーザーは、アクティビティのプライバシーの設定を使ってオンラインプレゼンスを管理します。ユーザーは友達のステータスを確認し、友達のプレイに参加して、友達と同じデスティネーションに移動することができます。
例えば、ゲームに新しいマップを追加するシナリオを考えてみます。グループプレゼンス、デスティネーション、およびディープリンクによって次のことが可能です。
  • 友達が新しいマップをプレイしているのを見たユーザーは、その新しいマップに移動するためアプリを起動して友達のプレイに参加できます。
  • 新しいマップのマーケティングを見たユーザーは、新しいマップのデスティネーションを対象にアプリを直接起動できます。
  • 同時に2人の友達が、新しいマップのデスティネーションに移動するためアプリをグループ起動して一緒にプレイできます。
デスティネーションは、ユーザーのアクティビティと参加の可否に基づき、最も関連性の高いコンテキストになるように設定できます。例えば、デスティネーションは、1対1のゲームでマッチを探すユーザーをサポートしたり、アプリのロビーにユーザーを誘導するハブとなったりします。
アプリに1つ以上のデスティネーションを定義することで、グループプレゼンス機能を実装し、そこにディープリンクさせることができます。
アプリのコードによってユーザーのデスティネーションが設定され、ユーザーはそのデスティネーションをオンラインプレゼンスとして友達や任意の人に共有することができます。
ユーザーがグループプレゼンスを介して別のユーザーのプレイに参加する場合や、特定のデスティネーションに直接起動する場合は、ディープリンクを使用してアプリを起動してもらいます。アプリには、起動ステータスを確認してユーザーを正しいデスティネーションに転送するコードを用意します。

開発者ダッシュボードでデスティネーションを作成する

デスティネーションは開発者ダッシュボードから作成でき、一括アップロード機能を使って一度に複数のデスティネーションを作成することもできます。
  1. Meta Horizon開発者ダッシュボードを開き、アプリを選択します。
  2. 左側のナビゲーションで、[Engagement (エンゲージメント)] > [Destinations (デスティネーション)]を選択します。
  3. [Destinations (デスティネーション)]ページで、[Create Single Destination (単一のデスティネーションを作成)]を選択します。
  4. [New Destination (新しいデスティネーション)]ページで、以下の情報を入力します。
    • Display Name (表示名) - デスティネーションの名前。これは、ユーザーのグループプレゼンスを通じて表示されます。
    • Description (説明) - ユーザーがデスティネーションに達するとどうなるかについての詳しい説明。
    • API Name (API名) - コード内でデスティネーションを参照するために使う一意の名前。英数字とアンダースコア(_)文字を使用できます。スペースもその他の特殊文字も含めることはできません。
      注: API名は常にユーザーをそのデスティネーションに誘導する必要があります。
    • Deep Link Message (ディープリンクメッセージ) - ユーザーをアプリ内の正しい場所に導くのに役立つ追加のデータを指定します。必要に応じてフォーマットできますが、スペースを含めることはできません。これを追加するのは、API名とロビー/マッチセッションIDを使用してもデータとして不十分な場合だけにしてください。
    • Deep Link Type (ディープリンクのタイプ) - デスティネーションが外部からディープリンク可能かどうかを設定するためのオプション。
      • Enabled (有効) (デフォルト) - デスティネーションに特定のユーザーが存在しなくてもこのデスティネーションを対象に起動でき、アプリがユーザーをこのデスティネーションに正しくルーティングできる場合、[Enabled (有効)]を選択します。例えば、ロビーのデスティネーションを対象にディープリンクすると、ユーザーはアプリのロビーに移動します。さらに、ダイレクトディープリンクを有効にすると、関連度や人気に基づいてアプリでデスティネーションを紹介することができます。
      • Disabled (無効) - アプリがこのデスティネーションへのディープリンクを解決できない場合や、デスティネーションを紹介したくない場合は、[Disabled (無効)]を選択します。例えば、デスティネーションが友達同士の参加を許可するプライベートルームであり、宣伝すべきでない場合は、ダイレクトディープリンクを無効にします。
      • Tutorial (チュートリアル) - デスティネーションがチュートリアルであり、ダイレクトディープリンクをサポートしている場合は、デスティネーションの種類に[Tutorial (チュートリアル)]を選択します。
    • Audience (オーディエンス) -承認後のデスティネーションを表示できる人を定義します。
      • Everyone (全員) - 全員がデスティネーションに移動できるようにします。
      • Developers Only (開発者のみ) - チーム内の開発者のみがデスティネーションにアクセスできます。これは、開発中のデスティネーションをテストするために使います。デスティネーションがリリースされたら、その時点で[Everyone (全員)]に切り替えてください。
    • Minimum Supported Group Launch (グループ起動の最小サポート数) (任意) - グループ起動の場合、一緒に起動するために必要な最小ユーザー数。
    • Maximum Supported Group Launch (グループ起動の最大サポート数) (任意) - 一緒に起動できるユーザーの最大数を指定します。この値を設定すると、アプリはパーティーのおすすめとして表示されます。
      : グループ起動の場合、この設定は必須です。これが設定されていない場合、またはディープリンクのタイプがENABLEDではない場合、デスティネーションは表示されません。
  5. デスティネーションの詳細を入力した後、[Manage Languages (言語を管理)]ボタンを使ってアプリの言語を追加することができます。追加する場合、申請の前に、デスティネーションのローカライズした詳細情報を追加言語ごとに入力する必要があります。
    • 言語カテゴリを選択し、その言語のローカライズされた表示名を入力します。この名前は、表示(ユーザーのステータスなど)、Oculusプラットフォーム音声コマンド(「[アプリ]で[デスティネーション]を開く」など)に使用されます。
      • デスティネーションの音声コマンドエクスペリエンスの品質を高いものとするには、ユーザーが音声コマンドで容易にそのデスティネーションへのテレポートを直接リクエストできるようにするため、デスティネーションを発音しやすい表示名で登録する必要があります。
      • デスティネーションに難易度やゲームモードなどの修飾子がある場合、ハイフンを使ってください。例えば、デスティネーションが「Combat」でゲームモードが「Public」なら表示名は「Combat-Public」になります。
        • 表示名には複数の修飾子を追加できます。デスティネーションが「Crab Rave」で、修飾子として難易度「Hard」、条件「No Arrows」がある場合、デスティネーションの全体は「Crab Rave-Hard-No Arrows」になります。
        • ハイフンはすべての単語間に入れるのではなく、表示名と各修飾子の間にのみ入れます。
    • その言語のローカライズされた[Description (説明)]も入力する必要があります。このデスティネーションに移動するとどうなるかについての説明を含めます。入力した言語ごとに繰り返します。
  6. 最後に、デスティネーションの画像をアップロードすることができます。アップロードした画像は、アスペクト比16:9、深度24ビット、解像度2,560 x 1,440のPNGでなければなりません。画像はトリミングされる可能性があるため、エッジの周囲に空白を留保する必要があります。
  7. 終わったら、[Submit for Review (レビューを申請)]をクリックします。デスティネーションは、アプリに追加する前に承認を受ける必要があります。デスティネーションの承認ステータスは、[Submission State (申請状態)]列で追跡できます。

複数のデスティネーションを一度に作成する

開発者ダッシュボードを利用してデスティネーションを作成します。複数のデスティネーションを一度に作成することができます。
  1. Meta Horizon開発者ダッシュボードを開きます。
  2. 左側のナビゲーションで、[Engagement (エンゲージメント)] > [Destinations (デスティネーション)]を選択し、アプリを選択します。
  3. [Destinations (デスティネーション)]ページで、[Create Multiple Destinations (複数のデスティネーションを作成)]を選択します。ダイアログが開き、ダウンロード可能なテンプレートが表示されます。サポートされるのは、TSVファイルフォーマットだけです。
  4. TSVファイルには以下のヘッダーが含まれていなければなりません。
    • api_name: コード内でデスティネーションを参照するために使う一意の名前。英数字とアンダースコア(_)文字を使用できます。スペースもその他の特殊文字も含めることはできません。
    • display_name_en_us: デスティネーションの表示名。英数字とアンダースコア(_)文字を使用できます。スペースもその他の特殊文字も含めることはできません。各言語の表示名のための新しい列(display_name_enGBなど)を追加してください。サポートされる言語については、下記をご覧ください。
    • description_en_US: ユーザーが移動先について理解できるようにするためのデスティネーションの説明を追加します。英数字とアンダースコア(_)文字を使用できます。スペースもその他の特殊文字も含めることはできません。各言語の表示名のための新しい列(description_en_GBなど)を追加してください。サポートされる言語については、下記をご覧ください。
    • deeplink_type (デフォルト: ENABLED (有効))
      • ENABLED (有効): デスティネーションに特定のユーザーが存在しなくてもこのデスティネーションを対象に起動でき、アプリがユーザーをこのデスティネーションに正しくルーティングできる場合、[ENABLED (有効)]を選択します。例えば、ロビーのデスティネーションを対象にディープリンクすると、ユーザーはアプリのロビーに移動します。さらに、ダイレクトディープリンクを有効にすると、関連度や人気に基づいてアプリでデスティネーションを紹介することができます。
      • DISABLED (無効): アプリがこのデスティネーションへのディープリンクを解決できない場合や、デスティネーションを紹介したくない場合は、[DISABLED (無効)]を選択します。例えば、デスティネーションが友達同士の参加を許可するプライベートルームであり、宣伝すべきでない場合は、ダイレクトディープリンクを無効にします。
      • TUTORIAL (チュートリアル): デスティネーションがチュートリアルであり、ダイレクトディープリンクをサポートしている場合は、デスティネーションの種類に[TUTORIAL (チュートリアル)]を選択します。
    • deeplink_message (任意): ユーザーをアプリ内の正しい場所に導くのに役立つ追加のデータを指定します。必要に応じてフォーマットできますが、スペースを含めることはできません。これを追加するのは、API名とロビー/マッチセッションIDを使用してもデータとして不十分な場合だけにしてください。
    • audience (オーディエンス) (デフォルト: EVERYONE (全員)): デスティネーション承認後にそれを表示できる人を定義します。
      • EVERYONE (全員): 全員がデスティネーションに移動できるようにします。
      • DEVS (開発者): チーム内の開発者だけがデスティネーションにアクセスできます。これは、開発中のデスティネーションをテストするために使います。デスティネーションがリリースされたら、その時点で[Everyone (全員)]に切り替えてください。
    • min_supported_group_launch (任意): グループ起動の場合、一緒に起動するために必要な最小ユーザー数。
    • max_supported_group_launch (任意): 一緒に起動できるユーザーの最大数を指定します。この値を設定すると、アプリはパーティーのおすすめとして表示されます。

デスティネーションを管理および共有する

作成したデスティネーションが承認されたら、コンテキストメニューにアクセスして、デスティネーションの共有可能なURLを編集したり取得したりすることができます。デスティネーションを編集したり共有したりする手順は、以下のとおりです。
  1. Meta Horizon開発者ダッシュボードを開きます。
  2. 左側のナビゲーションで、[Engagement (エンゲージメント)] > [Destinations (デスティネーション)]を選択し、アプリを選択します。共有または編集するデスティネーションを見つけ、右端の列にある省略記号[...]をクリックします。
  3. [Go To Destination (デスティネーションに移動)]を選択してデスティネーションに移動し、ブラウザーのアドレスバーからURLを取得します。デスティネーションのURLは、ソーシャルメディアプラットフォームやアプリのマーケティングマテリアルで共有することができます。そのデスティネーションURLの形式は、https://oculus.com/vr/[アプリID]/[デスティネーションAPI名]です。
  4. デスティネーションのフィールドを表示したり編集したりするには、[View/Edit (表示/編集)]を選択します。[Delete (削除)]を選択してデスティネーションを削除することもできます。
デスティネーションをリーダーボードに関連付けることもできます。

デスティネーションの申請プロセス

デスティネーションは、承認申請しないとユーザーに対して利用可能になりません。
承認申請したら、開発者ダッシュボードでデスティネーション表の[Submission State (申請状態)]列の値を確認することにより、その申請のステータスを追跡できます。
そのデスティネーションに過去の承認バージョンがある場合、オリジナルのバージョンは有効のままであり、そのデスティネーションに設定したオーディエンスから引き続きアクセス可能です。新しい申請が承認されると、ユーザーは新たに承認されたデスティネーションにリダイレクトされます。最新の提出情報は、その時点で審査中のものであり、他のオーディエンスが見ているものとは若干違っている可能性があるということに注意してください。
新しい提出情報に関連した[Submission Status (申請ステータス)]フィールドと[Publish Status (公開ステータス)]フィールドの例を以下の図に示します。
Destinations Submission Dashboard
  • すでにレビューチームが承認し公開されたデスティネーションは、[Publish State (公開状態)][Submission State (申請状態)]がどちらも[Published (公開済み)]になっているはずです(上記の「マッチ」デスティネーションを参照)
  • 過去に承認されたデスティネーションをアップデートすると、そのデスティネーションの[Submission State (申請状態)][Pending Review (レビュー待ち)]に設定されます。[Publish State (公開状態)]は、[Published (公開済み)]のままになっているはずです(上記の「ロビー」デスティネーションを参照)
  • 新たに追加されたデスティネーションでレビューチームによるレビューがまだのものについては、[Submission State (申請状態)][Publish State (公開状態)]がいずれも[Pending Review (承認待ち)]に設定されています(上記の「ボス戦」デスティネーションを参照)

デスティネーションの条件

  • タイトル、説明、画像はすべて、Meta Questの コミュニティの標準ガイドラインの規定に従う必要があります。
  • 外部ディープリンクが有効になっている場合、ユーザーは最終的にアプリ内のデスティネーションに移動することが期待されます。チュートリアルに設定されている場合、ユーザーは最終的にチュートリアルに移動することが期待されます。
  • グループ起動が有効になっている場合に、最小/最大グループサイズ範囲内のユーザーグループがデスティネーションで起動された場合、それらのユーザーは最終的にすべてデスティネーションに移動し、同じインスタンス内にいることが期待されます。
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