開発

ADBを使用した有線ミラーリング

このトピックでは、Android Debug Bridge (ADB)とVLCメディアプレーヤーを使って、AndroidのMetaヘッドセットで有線ミラーリングを可能にする簡単な方法について説明します。有線ミラーリングは迅速に設定でき、インターネット接続が不安定な場合であっても優れたエクスペリエンスを実現できます。

ハードウェアの要件

  • Meta Quest
  • USBタイプAスロットを搭載したPC/Macコンピューター
  • USB-Micro USBケーブル
注:ヘッドセットに付属のものとは別のUSBケーブルを使う必要がある場合があります。

ソフトウェアの要件

  • Android Debug Bridge (ADB) - デバイス上でコマンドを実行するデーモンにクライアント(この場合は開発マシン)がコマンドを送信できるようにする、汎用的なコマンドラインツール。ADBまたはAndroid StudioとSDKツールをダウンロードしたら、WindowsまたはmacOSのPathシステム変数にplatform-toolsとtoolsディレクトリを追加します。Android開発ソフトウェアのセットアップトピックの手順に従っている場合は、ADBがインストール済みであり、Pathシステム変数が正しく設定されているはずです。
  • VLCメディアプレーヤー - ミラーリングされた画面を表示するメディアプレーヤー。VLCツールを使うと、どちらの目の視野も拡大できます。標準ミラーリングではコンテンツの両目のビューが作成され、画面上に2つのレンズの形をした円として表示されます。VLCには、ミラーリングされたイメージの1つのセクションを選択してフォーカスするためのツールがあり、ユーザーはこのツールを使ってアプリの全画面ビューを見ることができます。

ウォークスルー

  1. デバイスセットアップの手順に従って開発者モードを有効にし、必要に応じてADBドライバーをインストールします。
  2. USBケーブルを使ってヘッドセットをPCまたはMacに接続します。
  3. PCまたはMacのコマンドラインインターフェイスを開きます。
    • Windows PCの場合: [スタート]キーを押して、Windowsの検索バーにcmdと入力します。[コマンドプロンプト]を右クリックし、[管理者として実行]を選択します。
    • Macの場合: [アプリケーション] > [ユーティリティ] > [ターミナル]にあるターミナルアプリを開きます。
  4. コマンドラインでadb devicesと入力し、[Enter]キーを押します。デバイスIDと「device」という単語が表示されていれば、準備は完了しています。デバイスIDと「denied」や「inactive」などが表示された場合は、そのデバイスを起動して、[このデバイスにファイルへのアクセスを許可]プロンプトをクリックする必要があります。
  5. 準備ができたら、次のいずれかのコマンドを入力します。
    • Windows PCの場合:
      adb exec-out "while true; do screenrecord --bit-rate=2m --output-format=h264 --time-limit 180 -; done" | "C:\Program Files (x86)\VideoLAN\VLC\vlc.exe" --demux h264 --h264-fps=60 --clock-jitter=0 -
      
    • Macの場合:
      ./adb exec-out "while true; do screenrecord --bit-rate=2m --output-format=h264 --time-limit 180 -; done" | "/Applications/VLC.app/Contents/MacOS/VLC" --demux h264 --h264-fps=60 --clock-jitter=0 -
      
      注: どちらのコマンドでも、|の後のVLCメディアプレーヤーへのパスが、お使いのコンピューターに見合った設定になっていることを確認します。
  6. すべて正常に動作している場合は、VLCが開いてヘッドセットのミラーリングが開始します。デバイスを装着していない場合、または内部近接センサー(ヘッドセット内、上部付近、およびレンズ間にある)が覆われている場合は、ミラーリングされた画面に何も表示されません。

トラブルシューティング

有線ミラーリングはオーディオ出力を利用できない

この有線ミラーリング方法では、オーディオミラーリングはサポートされていません。この問題を回避するには、デバイスの3mmヘッドフォンジャックからコンピューターにオーディオを送信します。

インタラクティブズームがない/二重視

この問題を解決するには、次の手順を実行します。
  1. VLCメディアプレーヤーを開きます。
  2. [ツール] > [エフェクトとフィルター] > [ビデオエフェクト] > [ジオメトリ]を開き、[インタラクティブズーム]ボックスをオンにします。
  3. アプリの左上隅に、ミラーリングされた画像の矩形ビューを覆う黒い四角形が表示されます。この矩形フィールドは移動することも、ドラッグして拡大することもできるため、ミラーリングしたい領域を効果的に切り取ったり、ズームしたりすることができます。

遅延の問題

  • このプロセスでは、2〜4秒の遅延が発生することを想定してください。表示中にはこの遅延を念頭に置いてください。素早い突発的な動きを発生させないようにし、コンピューター上での事象の発生に合わせたナレーションになるよう、最善を尽くしてください。
  • しばらく使わずにいた後で接続すると、VRに戻った時点で、ミラーリングされた画面がピクセル化されて表示されることがあります。この問題を回避するには、一度使ってから次回の使用までの間、ストリームを閉じます。
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